2014年10月9日木曜日

仕事遍歴(24:定時と秒刻み)

10月9日(木曜日)
 昨夜は月食で少しばかり観察をしました。
 さて小生は学校を卒業すると同時に<気象>という職に就いた事は既に記載しましたが、その職は時間はもとより、分また秒の単位時間によって動かねばなりませんでした。
 当初の職種は<観測>というもので、毎時間いろいろな観測種別の観測を実施していたのです。しかもまずは秒から始まりました。
 観測時刻(正時)の11分前から始まりますが、その時も00秒きっかりに風程メモリ(風の速度を測る数値)を読み、その後分刻みで<天気>、<視程>、<雲の種別、雲量及び雲向き等>、3分前には<気温、雨量、地中温度等>、また1分前には再び<風程>と読み、最後に正時には気圧の測定を行い、その後2分の間に全ての数値を電文化し、正時の電文を高松まで音短(音響短信=モースル信号)で送信していました。
 こういった正時(毎時)の作業の他に、観測の合間には他の作業が入っていましたのでほとんど休む時間はありませんでした。
 そうした勤務体制があったため、今でも時間感覚はかなり厳しくやっている処です。まあこれも人の性格かも知れませんがね・・・。(桜54)  

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