2016年12月4日日曜日

日本の言葉(22:便利と不便)

12月4日(日曜日)
 今朝は思ったほどの冷え込みはありませんでしたが、レーダで見ますと早くも九州から東進する雨雲が見えました。早ければあと1~2時間後には当地付近では雨が降り出すでしょう。
 さて日本の言葉には<反対語>があり、それぞれうまく使いこなされている様です。
 表題の<便利>という反意語の<不便>という言葉はご存知と思います。この言語の<便>に<不>を付ければ反意語になる言葉は多数ある様です。
 さて<便利>という言葉は皆さん通常よく使われている様ですが、日頃使っている諸物や言葉を何気なく使っているのは<便利>と考えて下さい。しかし同じ諸事でも使い慣れしないとか無くなれば<不便>と感じる事があります。
 その昔何処に行くにも歩いて行った(時代があった)のですが、近年では乗り物が有り可なり便利となりました。しかしその乗り物が一旦無くなれば可なり<不便>と感じる事でしょう。
 無いものが突然現れると<便利>となり、今まであったものが突然無くなると<不便>と感じるのです。今の世の中、この方向に進んでいるのではないでしょうか?
 人間様は身勝手なものです。何でも<便利さ>を求めて行きますが、それが無い時代があったことを考え「ありがたみ」を感じ取って下さい。(桜54)
 注)<便>の意味には<都合が良い>という意味もあります。

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