2014年12月2日火曜日

学習してみよう(20:地形の影響)

12月2日(火曜日)
 上空に強い寒気を持つ空気が大陸から押し寄せ、日本付近は強い冬型の気圧配置となってきました。
 このため日本付近は縦じまの線が何本も走り、北海道から西日本まで強い風と共に所々で時雨(シグレ)ています。さらにこの寒気の影響で日本海側を中心に雪となっている模様です。
 当地ではまだ雪は確認していませんが、早朝アラレが降りました。<初アラレ>です。
 この様な風やアラレは、どうして吹いたり降ったりするのでしょうか?
 まずは空気(気圧配置)の状況が第一に挙げられますが、次には地形の影響があるのです。
 皆さんは四国で<雪>が?と思われる方が居られますが、当地は関門海峡から流れ込む風がちょうど<北西の風>になった時、冷たい乾燥した空気が瀬戸内海の暖かい海面から水蒸気を補給し雲を作り、四国山地にぶつかって雪を降らすのです。
 よって北西風の時には宇和島市を中心とする南予地域に、西寄りの風の時には松山を中心に、更に北北西風の時には高知県宿毛付近まで雪の降る事があるのです。また後背にある山岳も関与しているのです。
 こういった気圧配置の時には、寒気と地形との絡みでいろいろと変化のある気象が生まれるのです。(桜54)  

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