2010年6月21日月曜日

仕事遍歴(23:1度違えば)

6月21日(月曜日)
 小生がその昔予報官だった頃、天気図も自分で書いて解析を行っていたことがあります。その時前線(梅雨前線など)付近のデータが少ない時には、前線の位置が実際と1~2度違うことがありました。特に四国沖に梅雨前線を解析した時には、1~2度違うと予想する雨の範囲が異なるのです。1度とは概ね100kmの違いが出てくるのです。
 北緯30度付近に前線を解析する場合と、北緯31度付近に前線を解析する場合とでは四国では高知県だけで雨が降る場合と、愛媛県南予や徳島県南部を含む場合とがありました。
 今日の雨の区域をレーダーで見ますと、四国南西部(北緯32度以南)で雨が降っています。丁度宇和島の南を境にして降っているので、家から南を見ますと黒い雲が速い速度で動いています。
 今朝の状態もほぼ同じように雨雲が動いていましたので、資源ごみ(紙類)の搬出に制限を加えていたのです。
 梅雨期の前線解析はかなり神経を使っていたのですが、今では大型コンピュータで解析しますのでかなり正確となって、天気予報も精度が上がっています。(桜54)

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