7月29日(火曜日)
小生たちの職場は転勤がつきものです。それは就職する時の条件でした。
室戸岬の過酷な生活条件とおさらばするのですが、当初は大阪に決まっていた勤務先が、小生の後任で来る人の事故(死亡)により転勤がなくなりました。その1年後の転勤により今度は東京に決まりましたが、「僻地」一転「大都会」となり当初は戸惑いました。
仕事自体も今まで「観測」(温度を測ったり雲や視程(=見通し)を見たり、また気象現象の観測)など遠近感を持った仕事でしたが、今度の仕事(作業)は、この観測値を数字化(約30字)したものを、約1.5センチ未満の範囲に記号等で記入するかなり細かい作業でした。この作業を習得するのに1か月以上もかかりました。
こういった作業は1日3交替で行います。総勢130名の大所帯の「課」でした。その当時の室戸岬測候所の職員数は25~26名だったので、如何に大きいかお分かりでしょう。そのため課職員の顔と名前はなかなか一致しませんでした。(桜54)
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