2015年6月16日火曜日

桜つれづれ日記(51:硯石)

6月16日(火曜日)
 この物は何かお解りですか?
 見た目形は良くありませんが<硯石>なのです。あの墨石を磨(ス)って筆になじませ、習字などに使う道具です。
 その昔(今から16~7年昔)潮岬に勤務した折、良く釣りに行った場所に落ちていた石(那智黒石)を細工して作ったもので、大きさは定規に見えるように16~17cm程度しかないのです。
 外形は石そのままなのですが、中央部は先のとがったマイナスドライバーで少しずつ掘り進めました。
 その後これで墨を磨って年賀状等を書いた記憶があるのです。
 でも今では台所の片隅にあって、重しとして女房殿が使っているようです。
 それこそ今では<墨を磨る>と言う行為は全く無くなってしまいましたので、現代の子供達は<習字>と言っても墨汁を器に入れ筆になじませての筆使いしか出来ないでしょう。
 まあこれも木工細工の始まりかも知れませんね。(桜54)

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