2011年4月4日月曜日

宇和島を知る(15:寺町界隈)

4月4日(月曜日)

 天気が良くなったので墓参りに出かけました。

 女房殿の生家の菩提寺は寺町界隈にあり、周辺には10寺余りあるそうです。そのうちの数寺は伊達家と深い関わり合いがあるそうです。

 当西江寺もその一つで、伊達宗城(ムネナリ)に呼び寄せられた前原巧山(コウザン:八幡浜出身)という人のお墓があります。

 前原巧山(1812~1892年)は当時の科学技術者で、伊達宗城に命ぜられ<蒸気船>建造に携わったそうです。数年かけ蒸気船の基本から建造まで勉学に励み、ついに安政6年(1859年)鹿児島藩について日本で2番目に<西洋式火輪船>を造ったそうです。

 当時のことを考えますと、かなり画期的な出来事だと思われます。

 この他宇和島藩では、<二宮忠八>による人力飛行機作成や医学に突出した<二宮敬作>、更に明治時代には法学で<児島惟謙>、鉄道唱歌を作った<大和田建樹>なども輩出しました。(桜54)

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