2009年9月21日月曜日

防災を考える(22:鬼門の日)

9月21日(月曜日)
 平成7年(1995年)1月17日「阪神淡路大震災」が発生し多大な被害を被った事はお話しましたが、翌年(平成8年=1996年)2月17日、ニューギニア付近で発生した地震もM=8.0で大きなものでした。日本各地の気象台・測候所では津波注意報・警報の発表で津波監視編成をしいて警戒に当たりました。
 潮岬測候所では17日夜から2名を配置し、つい数日前に稼動を始めた「巨大津波計」の監視に当たりましたが、当初その機械の不具合なのか今までに見た事のない動きをしていたのです。20時に津波の第1波が現れ、20時20分22cm、20時45分96cmという最大振幅を観測し、直ぐ上級官署に報告しました(日本最大振幅は父島の103cmでした)。その後も50cmくらいの変動がしばらく続きました。小生は昭和35年(1960年)のチリ地震津波をこの目で見ましたが、記録した津波は初めてだったのです。
 前述した「阪神淡路大震災」、「ニューギニア付近の大地震」、また「ロスアンゼルス」の地震いずれも同じ17日の発震でした。地震の得異日(鬼門)なのでしょうか?(桜54)

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