2008年6月27日金曜日

桜開花観測(5)

6月27日(金曜日)
 私が桜の開花観測を始めたのは宇和島測候所が最初でした。その当時は桜の花芽をランダムに15個ほど採取し、そのうち大きい花芽10個の重さを計って計算式に当てはめ、ある程度の開花目安をしていました。また周辺の気象官署と連絡をとりながら補正し、上級官署に報告していました。
 大きな花芽から順に採取するため、ある人に言わすと「開花が遅れるのではないか?」との指摘もありましたが、採取する花芽は比較的手の届く所である事、採取する量は期間中3~4回と全体量からすると少ない事、等から影響的には小さいと思えました。
 まあどちらにしても、現在より精度は低かったと記憶します。
 このようなことで、各測候所では独自に考案した計算式や考え方があり、部内の研究会等で度々発表され、精度向上に努めていました。マアこの自分もその調査研究をやった1人です。(桜54)

0 件のコメント: